敦煌経『仏名経巻三』断簡(3行)盛唐時代 光緖25年 敦煌千仏洞ニテ発見 安い

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【商品について】 敦煌経『仏名経第三』断簡(3行)です。添書によれば、「盛唐時代(書写) 光緖25年 敦煌千仏洞ニテ発見」とあります。光緖25年(1899年)は、王円が莫高窟(千仏洞)の中で蔵経窟を発見した年(光緖26年とも)です。この記述が、どのような経緯からなされているのかはよくわかりませんが、素直に解釈すれば「王円が莫高窟(千仏洞)で蔵経窟を発見して、遠くない時に持ち出された『仏名経巻三』という敦煌文書の断簡」ということでしょうか?。 本断簡が、敦煌という当時(唐)の仏教を学び研究(?)するための大センターで生まれた資料と考えると、『仏名経』という経典であること、また書写のスタイル(儀礼のために写経されたものではない)、用紙などがいわゆる『敦煌経』と異なっていることも、まさに『敦煌文書』と納得できるのではないでしょうか? 書写は丁寧に大ぶりの楷書(いわゆる写経体ではなく)で行われています。『仏名経』のもつ意味からか、一行の文字数も一定ではありません。    本紙は、やや厚目でふっくらとしており、原料は【写真5】の下部の細かい脱落(麻紙の特徴の一つです)や繊維の分散状態【写真】などから麻紙と推測されます。簀目間隔は広めで表面を触るとそれが感じられ、また繊維の塊による密度の差による凹凸と合わさってザラッとした感触があります。 またの拡大写真で字の周囲を観察すると、僅かですが墨の滲みがみられます【写真8】。【写真9】はいわゆる『敦煌経』(参考資料)の字の拡大です。本断簡の用紙は、儀礼として制作される写経(いわゆる『敦煌経』)用紙のように、槌打・填粉・施膠・磨き(猪牙や硬石で)などの加工をして、繊維密度を上げ表面を滑らかにし、書写適性を高度に高めた紙とは異なったものと考えられます。 また本断簡には虫損や裂け・破れなどの損傷はなく、裏打による補強なども行われておらず、当初の紙の姿が残されています【写真10】  本商品は京都寺町通りの古書店由来のもので、添書がつけられています【写真1】。
*本紙寸法  縦:317mm  横:74mm
【注意事項】*数百年を経過して残されてきたものなので、上記の画像・記述により明示できていない瑕疵がある可能性もあります、その点を了承のうえ入札をお願いいたします。つきましては恐縮ですが、汚れや傷などに神経質な方は御入札をお控えください。*「悪い評価」目立つ方で、円滑なお取引が難しいと判断した場合は当方の判断にて、予告無く入札を取り消しさせて頂く場合がございます。  以上を御理解の上、御入札ください。

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