ジャン・グリヴォは、18世紀の末にまで遡る、ヴォーヌ・ロマネの由緒正しき造り手です。現当主、エティエンヌ・グリヴォの父が現在のドメーヌ名となっています。
本拠地のヴォーヌ・ロマネのほか、ニュイ・サン・ジョルジュにも数々のクリマを14haほど所有。ジャン・グリヴォのワインは実にヴォーヌ・ロマネらしい正統派の味わい。たおやかで、包容力があり、誠実なイメージのピノ・ノワールです。エレガンスとひと言では表現できないほどの、清らかな美しさをもちます。
プリュリエはニュイ・サン・ジョルジュ村を代表する傑出した1級畑です。同じく評価の高いロンシエールに隣接しておりますが、土壌は異なり、より粘土が強い土壌です。そのため、ジャン・グリヴォがニュイ・サン・ジョルジュ村に所有する3つの1級畑ロンシエール、プリュリエ、ブードの中で、プリュリエは最も力強く、ニュイ・サン・ジョルジュ村らしいワインといえます。
20年もの熟成を経て、ジャン・グリヴォの真骨頂ともいえる妖艶な魅力がたっぷりと感じられるようになりました。鴨肉や鹿肉などジビエとの相性は抜群です。